【企業インタビュー】情報を整え採用成功へ!学びを即実践し、接点を作れた半年間
- 16 時間前
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人事や採用領域に課題を持つ気仙沼の中小企業の経営者・人事担当者が集い、学び合いを通じて向上を目指すプログラム「気仙沼人事研究会」。参加を通じてどのような変化があったのか、参加企業の皆様のインタビューを通じてご紹介します。
今回は、2025年度の気仙沼人事研究会にご参加された有限会社本吉タクシー代表取締役 小野寺弘敏さんにお話を伺いました。

これまでは順調だった採用が一転、数年ぶりの求人で直面した「応募ゼロ」
—2025年に開催された「人事研究会」の第4期にご参加いただきました。参加を決めた理由を教えていただけますか?
本吉タクシーは1956年に創業し、気仙沼市本吉エリアを中心に、タクシー事業や福祉・高速バス事業などを通じて、地域内の交通を担う存在として成長してきました。2022年に先代の社長から会社を引き継いだのですが、今後の事業展開を考えていく中で、ドライバーの確保が必要だと感じ採用活動を開始しました。
これまではハローワークに求人を出せばすぐにエントリーをいただけていたのですが、今回数年ぶりに出してみたところ全く応募が来ない状態が続きました。このままだとまずいと危機感を抱いていたタイミングで、気仙沼人事研究会をご案内いただき、打開策を得られるかもと思い、参加を決めました。
—自社のエントリー獲得に向けてノウハウを得たいという期待でのご参加だったのですね。実際に参加してみて、どのような気づきや成果が得られましたか?
一番の学びは「求職者がほしい情報をしっかりと整えて発信する」ことの重要性です。
第4回の講師の奥州物産運輸の森さんや、参加企業の皆さんの取り組みを聞いていく中で、自分たちが何をしている会社なのか、どんな働き方ができるのかなど求職者が入社を検討するために必要な情報を、まずは企業側がしっかりと開示することが重要だと感じました。それまでの当社の情報発信はハローワークの求人票のみだったため、圧倒的に「本吉タクシーのドライバーとして働くこと」について、求職者が検討できる材料を発信できていないことに気づきました。

「情報を整える」ことで求職者との接点作りに成功
—講師や他社のリアルな話から、発信力という課題に辿り着いたのですね。そこから具体的にどのようなアクションを起こしたのでしょうか。
まずは自社の採用ページの作成に取り組みました。採用ページの作成は初めてだったため、使用媒体や掲載情報などについて研究会の中で他社さんの経験を共有していただいたり、気仙沼の人事部のコーディネーターにサポートしてもらいながら進めました。
また、採用や人事がどれだけ重要だと分かっていても、日々の通常業務に追われてどうしても後回しになってしまいます。そこで、一緒に採用を動かしてくれる方を副業で募集し、採用広報チームを作りました。そのおかげでnoteでの情報発信や求人票のブラッシュアップなどに、一気に着手することができました。
その結果、ここ数ヶ月で7名の方からエントリーをいただき、2名の方を採用することができました。求職者に向けて情報を整えたことで、関心を持ってもらい、接点を作ることができました。

—7名もエントリーがあったのは素晴らしいですね!短い時間の中でこれほど主体的に、かつスピード感を持って動けたのはなぜでしょうか。
これまで人事領域について危機感はあったものの、現場の課題や経営課題も色々とある中で、正直どこか無関心になってしまっていました。今回この人事研究会という場があり、さらに参加企業同士でお互いに刺激しあえる環境があることで、意欲的に取り組むことができたと感じています。
地域の足を支え、「体験」を届ける組織を作る
—半年間の取り組みを経て、今後取り組んでいきたいことを教えてください。
若手ドライバーの採用活動は、これからも継続して行っていきたいと考えています。当社の平均年齢はまだ高いため若返りを計りたいです。また、今後気仙沼で人口減少に伴う小・中学校の統廃合が進むにつれて、子どもたちの通学を支えるスクールバスの需要は増えていくことが見込まれます。地域の重要な足を守るためにも、ドライバーを確保することは重要です。今回の研究会を通じて、情報発信に使う採用ページやツール作りという「土台」はしっかりと整えることができたので、これらを活かして採用活動を進めたいと思います。

単なる移動手段を提供するのではなく、「外出や観光といった“体験”」を提供価値として捉え、お客様に喜びを届けることが私たちの使命です。自分たちが目指したい方向や大事にしたいことをこれからも発信し続けながら、この想いを実現できる組織作りを進めていきたいです。
◉企業紹介
<有限会社本吉タクシー>
1956年創業。「外出や観光といった“体験”」を届けることを使命に、気仙沼市本吉地区にて、タクシーやバス、福祉車両による運送事業や食事提供サービスを行っている。
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